2014年5月25日日曜日
【狛犬アルバム】春日神社(大分県大分市勢家町)
出張で訪れた大分市内のホテルの近くに、古い歴史の神社があることを発見し、早朝に訪れました。ここ春日神社は大分市の中心部にある神社で、大友氏の南蛮貿易の拠点としても栄えた歴史を持つとのことです。第二次世界大戦中の空襲によりその多くが焼失してしまいましたが、戦後に再建されたという神門、社殿は、落ち着いた朱色をしていて歴史のある堂々とした風格を感じさせました。2014年5月に訪問しました。
<設置されている場所>
拝殿の前
<台座の年号>
昭和3年(1928年)
拝殿の前にはやや大型の一対の狛犬がいました。ギョロ目で豚鼻、横長の顔はひょうきんな顔つきです。阿形は巻き毛、吽形は直毛と彫り分けられており、吽形には角がありました。尾は小ぶりな平たい扇型で、五股に分かれています。前脚上部には渦を巻いたこぶのような模様もありました。いわゆる大宝神社型を基調としていますが、下唇をぐっと噛むような歯のくいしばりかたは、博多狛犬に似ていて、文化圏が近いことがわかります。
<設置されている場所>
神楽庫の前
<台座の年号>
平成3年(1991年)
拝殿に向かって右手には、神楽庫があり、その前にも一対の新しい狛犬がいました。平成に入ってからの新しいもので、機械彫りのようでしたが、この時代にしては珍しい玉乗り狛犬です。互いに正面に向かい合うように設置されています。阿吽で若干あご髭の巻き具合が異なり、吽形には角がありました。また前脚の側面には流れるような毛が彫られています。豪華で立派な上半身に比べ、下半身が華奢なのが特徴的でした。
<基本情報>
春日神社
大分県大分市勢家町4-6-87
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<関連サイト>
◆「春日神社 | 時をつなぐ、大分の古社」(公式ホームページ)
◆「春日神社 (大分市)」(Wikipedia)
◆「大分市勢家町の春日神社」(おおいた百景)
◆「春日神社(大分市勢家町)」(ぐんさん 物見遊山記)
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