2011年4月に訪問。光雲と書いて「てるも」と読みます。福岡市の花見の名所でもある西公園の中にある光雲神社は黒田藩ゆかりの神社で、境内には黒田節にちなんだ銅像もありました。
＜設置されている場所＞
拝殿前
＜台座の年号＞
大正十一年（1922年）
この神社の狛犬は後ろを振り向いている珍しい「振り向き狛犬」。いや、振り向いてるというより、首がほぼ180度ぐるりと回転したかのようです。そして、奇妙に思えるのは、後ろを見ているにもかかわらず、たてがみや首の部分がまったくねじれているように作られていないところです。首の根元からぐるりと回転しているのです。かなり珍しいと思います。
顔つきは獰猛な犬か狼のような力強い表情で、ピンと横にのびた耳とキリッとした眉もその表情を引き立ています。前脚もとても筋肉質。体つきや毛なみには阿吽の差はほとんど見受けられませんでした。
台座には、「貴族院議員 麻生太吉 復元 麻生太賀吉」の文字が。麻生太吉とは、元総理の麻生太郎の曽祖父にあたる人です。詳しくは下記のWikipediaでご覧下さい。
◆「麻生太吉」（Wikipedia）
◆「麻生太賀吉」（Wikipedia）
それにしてもなぜこのような不思議な「振り向き狛犬」が作られたのでしょうか。以下のサイトによると、それぞれの狛犬が背後を見張ることで、四方全ての方向を見守っているとのこと。なかなか面白い言い伝えですね。
◆「光雲神社の御朱印と銅像の謎」（☆東奔西走！ふぅが行く、時の記憶！）
＜基本情報＞
光雲神社
福岡県福岡市中央区西公園13-1
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＜関連サイト＞
◆「光雲神社」（Wikipedia）
◆「福岡市 光雲神社」（福岡市 中央区）
