2011年7月に初めて日光を訪問しました。見所の多い東照宮ですが、もちろん目当ては狛犬。見逃しのないよう、事前にリサーチして行ったのですが、唐門は修復工事中のため、屋根の上にいるという鉱獅子(かねのしし)は見ることができませんでした。
<設置されている場所>
表門の裏
<製作年>
寛永十三年(1636年)
はじめに見ることが出来る狛犬は表門の裏にいます。表側には仁王像が、その裏側に狛犬が設置されています。木製狛犬で、ともに体は金色に塗られています。阿形の獅子は、毛は緑色で、たてがみは渦を巻いていて、伏せ耳。一方の吽形の狛犬は、毛は青、たてがみはゆるやかなカール、耳は横にピンと伸びていて、角が生えています。神殿狛犬によく見られる形です。
現在は仁王像と狛犬が背中をあわせて門を守っていますが、明治の神仏分離の際に、仁王像は大猷院に移されたそうです。その後、明治30年になって、仁王像が戻ってきたとのこと。詳しいエピソードは、「東照宮表門」(NIKKO JAPAN 世界遺産「日光の社寺」観光ガイド)をご覧ください。
左に進むと神厩舎があります。ここでは、有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を見ることができます。
さらに進むと、御水舎があります。その左側には大きなブロンズの灯籠がありますが、この台座にも見事な獅子が彫られていました。この他にも東照宮にはかなりの数のブロンズ製の灯籠があるのですが、その多くに獅子が彫られていました。どれも見事というほかありません。
その2へ続きます。
<基本情報>
日光東照宮
栃木県日光市山内2301
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<関連サイト>
◆「日光東照宮ホームページ」(公式ホームページ)
◆「日光東照宮」(Wikipedia)
◆「日光狛犬紀行」(WEB版狛犬の社)
◆「東照宮表門」(NIKKO JAPAN 世界遺産「日光の社寺」観光ガイド)