その2からの続きです。
<設置されている場所>
奥宮拝殿前の階段の下
<製作年>
寛永十八年〜十九年(1641年〜1642年)
陽明門を抜けると、立派な拝殿があり、その前にある唐門の屋根の上に鉱獅子(かねのしし)がいるとのことでしたが、あいにく修復中のため、見ることができませんでした。その立派な姿は、「日光狛犬紀行」(WEB版狛犬の社)でご覧ください。
そこから奥宮へと進みます(ちなみに奥宮に行くには、はじめから奥宮のついたチケットを買うか、ここで追加料金を払って進むかしないといけません)。杉並木の中を進んで行くと、奥宮にたどりつきます。そして奥宮の階段の左右にいるのが、関東最古の石造狛犬です。阿形は巻き毛で、吽形は直毛、角があります。ともにどっしりとした質感で、太い前脚が地面をぐっとつかみ、前方に睨みを利かせています。非常に力強い表情で、見事な作品です。
<設置されている場所>
鋳抜門の前
<製作年>
慶安三年(1650年)
家康の墓となっている宝塔へと進む途中、ブロンズ製の見事な鋳抜門があり、その左右にもブロンズ製の狛犬が設置されています。この表情はまさに唐獅子というべきものですが、阿形は巻き毛、吽形は直毛、角ありなどの別があります。これもまた見事というほかありません。
さらに宝塔の前には見事な鶴の像とともに、香炉が置かれており、その上にも獅子の姿を見ることができました。
<基本情報>
日光東照宮
栃木県日光市山内2301
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<関連サイト>
◆「日光東照宮ホームページ」(公式ホームページ)
◆「日光東照宮」(Wikipedia)
◆「日光狛犬紀行」(WEB版狛犬の社)