2011年7月31日日曜日

【狛犬アルバム】日光東照宮 その2(栃木県日光市山内)

 その1からの続きです。

<設置されている場所>
陽明門の手前の石柵の裏

<製作年>
寛永十三年(1636年)





 陽明門に向かう階段を昇ったところ、その左右の石柵の裏に獅子像が彫られています。柵を飛び越えたように見えることから、飛び越えの獅子と呼ばれています。これが思ったより大きく、尻尾の高さが私の肩のあたりまでありました。ただ、その存在に気づく人はほとんどいません、残念。石柵の柱と一体になって彫られているところが見事です。他の東照宮の狛犬が伝統的な獅子像に則っているのと比べると、やや異色な作品です。体つきは全体的に丸々としていて愛嬌があり、太い眉毛やギョロっとした目なども、素朴で庶民的な狛犬の雰囲気がします。ただ、向かって右側の像の前に木の柵があり、阿吽の彫り分けなどを確認することはできませんでした。


<設置されている場所>
陽明門の裏

<製作年>
寛永十三年(1636年)





 さて、その先にあるのが有名な陽明門です。この門にの裏側に木製狛犬が設置されています。表門裏の狛犬と同じような造りなのですが、ややこちらの狛犬の方が小振りで、スリム。顔つきもよりシャープで、肋骨が浮き出ているなど、より精悍な雰囲気です。



 そしてその陽明門に彫られている獅子鼻、獅子像も圧巻です。体は白く塗られ、金色の目が睨みを利かせています。顔の表情も獅子というより、想像上の怪物といった雰囲気がつよく、存在感が際立っていました。

 その3へ続きます。

<基本情報>
日光東照宮
栃木県日光市山内2301


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<関連サイト>
◆「日光東照宮ホームページ」(公式ホームページ)
◆「日光東照宮」(Wikipedia)
◆「日光狛犬紀行」(WEB版狛犬の社)
◆「飛び越えの獅子」(NIKKO JAPAN 世界遺産「日光の社寺」観光ガイド)
◆「東照宮陽明門」(NIKKO JAPAN 世界遺産「日光の社寺」観光ガイド)