その1からの続きです。
<設置されている場所>
左に折れた参道の途中
<製作年>
不明
さらにその参道を少し進むと、マッチョ狛犬がいました。この力強い表情をと体つきは、福岡市内の住吉神社の狛犬に非常に似ています。異様なまでの発達した大胸筋と、くっと前を見据える視線の強さ。かなりの威圧感がありました。
<設置されている場所>
神門の前
<製作年>
昭和四二年(1967年)
神門前には大きなブロンズ狛犬がいました。これは、櫛田神社や水天宮で見た狛犬と同じタイプです。大宝神社型をベースに、細身で手足の長い、ドーベルマンのような狛犬です。福岡県内の多くの神社で見られるこのタイプは、昭和四十年台から五十年代にかけてよく作られていたようです。
<設置されている場所>
三宝荒神の前
<製作年>
不明
宮地嶽神社には奥の宮八社と呼ばれる社があり、その中の三宝荒神には小さな狛犬がいました。サイズは高さが30センチ程度でしょうか。
台湾生まれの狛犬のようで、中国狛犬の特徴のとおり阿吽の別はありません。ただ、向かって右の狛犬は口の中が彫られていませんが、向かって左は彫られているなど、通常とは違った彫り分けがありました。また、向かって右側の狛犬は手に団扇のような軍配のようなものを持っています。
それにしても、向かって左の狛犬にじゃれつく子獅子が、親の首にかかった鈴に噛み付いている様子はなんとも可愛らしいです。
<基本情報>
宮地嶽神社
福岡県福津市宮司元町7-1
大きな地図で見る
<関連サイト>
◆宮地嶽神社(公式ホームページ)
◆境内のご案内(宮地嶽神社 公式ホームページ)
◆奥の宮八社 六番社 三宝荒神(宮地嶽神社 公式ホームページ)
◆宮地嶽神社前〜本殿(神社探訪・狛犬見聞録)
◆奥の宮八社めぐり(神社探訪・狛犬見聞録)
◆宮地浜(神社探訪・狛犬見聞録)
◆宮地嶽神社(Wikipedia)