2013年7月15日月曜日
【狛犬アルバム】波除稲荷神社(東京都中央区築地)
築地場外市場にある波除稲荷神社には、狛犬はいませんでしたが、立派な獅子頭がありました。2013年7月に訪問しました。
<設置されている場所>
境内
<製作年>
黒獅子:平成二年(1990年)に再興
赤獅子:平成一四年(2002年)に再興
鳥居をくぐり、狭い境内に入ると、向かって右には黒い獅子頭、左には赤い獅子頭が、お堂の中からこちらを見据えていました。黒い獅子が置かれているお堂は正式には獅子殿といい、赤い獅子が置かれているお堂は摂社 弁財天社というようです。
◆「境内(けいだい)図」(公式ホームページ)
黒い獅子頭の歯は金になっており、「厄除天井大獅子」といわれています。また、赤い獅子頭の歯は黒になっており、「お歯黒獅子」といわれています。そして、黒獅子は雄、赤獅子は雌なんだそうです。黒い獅子頭ににい口髭が赤い獅子頭にはあり、あご髭も黒い獅子頭は口の下でつながっていますが、赤い獅子頭は左右に分かれているなど、微妙な違いがありました。またともに角があるようですが、「お歯黒獅子」のほうは宝珠でこの中にご神体が納められているとのことです。
◆「境内(獅子・塚など)ご案内」(公式ホームページ)
毎年6月に行われる祭では、この獅子頭を担いて練り歩くのだそうです。活気のある築地にこの派手な獅子は似合いますね。
◆「波除稲荷神社の年間行事 例祭「つきじ獅子祭」」(公式ホームページ)
<設置されている場所>
弁財天社のお堂の中
<製作年>
不明(おそらく赤獅子と同じ平成一四年(2002年))
弁財天社のお堂の中には小さな獅子頭が置かれていました。この獅子頭は立て耳で、お歯黒ではなく、頭の上に宝珠ではなく角がはえています。獅子というより鬼に近い雰囲気です。
<設置されている場所>
拝殿の中
<製作年>
嘉永元年(1848年)
拝殿の中にも獅子頭が一対ありました。向かって右に金の髭の黒い獅子頭、左に白髭の白い獅子頭がおかれています。ともに嘉永元年(1848年)の製作で、昭和二年(1927年)に奉納されたものとのこと。獅子が獅子を呼ぶ神社なのですね。
<基本情報>
波除稲荷神社
東京都中央区築地6-20-37
大きな地図で見る
<関連サイト>
◆「波除稲荷神社」(公式ホームページ)
◆「波除稲荷神社の由来」(公式ホームページ)
◆「波除稲荷神社」(Wikipedia)
◆「波除稲荷神社」(神社探訪・狛犬見聞録)
◆「狛犬百連発46 中央区 波除稲荷神社」(B級東京写真日記・・準備中)
◆「波除稲荷神社 ~中央区~」(わんこの目線で、神社巡りをするのでR♪)