2011年6月4日土曜日

【狛犬アルバム】太宰府天満宮 その2(福岡県太宰府市宰府)


 その1からの続きです。

 赤い太鼓橋を渡ると、右手に手水舎があります。その手前に立派な麒麟のブロンズ像。立派なはずなのに、いまひとつ凄みを感じないのは、台座がないからでしょうか…。その先の楼門の手前に一対の狛犬を発見しました。

<設置されている場所>
楼門の手前

<台座の年号>
明治三十九年(1906年)




 護国系のいわゆる籠神社型ですが、このタイプにしてはサイズが小さめです。阿形の台座には明治三十九年(1906年)とあり、吽形の台座には安永○年(読み取れず、安永年間は1772年から1780年まで)とありました。おそらく、このタイプから考えると、明治39年と考えるのが妥当と思われます。台座も一段目と二段目で材質が異なっていることから、再奉納されたのでしょう。

 左右の脚が少しずれて配置されていて(楼門側が少し前にでている)、力強さが演出されています。小さいながらもかなりしっかりとした造りで、太鼓橋前のものと並び、やはり九州随一の神社の風格を感じました。

その3へ続きます。

<基本情報>
太宰府天満宮
福岡県太宰府市宰府4丁目7-1


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<関連サイト>
◆「太宰府天満宮」(公式ホームページ)
◆「太宰府天満宮」(Wikipedia)
◆「太宰府天満宮」(神社探訪 狛犬見聞録・注連縄の豆知識)