2011年6月4日土曜日

【狛犬アルバム】地禄神社(福岡県福岡市南区大橋)

 地禄神社は、住宅街にある小じんまりした神社です。2009年12月に訪問しました。地禄神社の「地禄」とは大地から与えられる恵、土地を富ませるなどという意味と考えられており、福岡市内に多くある名称なのですが、詳しい起源はわかっていないようです。詳しくは「地禄神社」(Soliloquy of Webmas)を参照してください。

<設置されている場所>
拝殿の前

<台座の年号>
昭和五十五年(1980年)





 境内には小さな拝殿があり、そこから少し離れた左右に一対の狛犬がいます。阿吽の置かれた位置は通常の逆(通常は向かって右が阿形、左が吽形)でした。やや黒い石で彫られており、耳はやや大きめの伏せ耳、目はギョロ目で、鼻は豚鼻。目や口には彩色が施されています。阿吽による毛などの彫り分けはなされておらず、尾はピンとまっすぐ上に伸びています。

 福岡市内では他に見たことのないタイプのような気がします。台座には八女市の石工の名前が彫られていました。また奉納されたのが昭和五十五年とのこと。この時代のものにしては個性がある狛犬に出会えました。

<基本情報>
地禄神社
福岡市南区大橋4丁目


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<関連サイト>
◆「地禄神社」(Soliloquy of Webmas)