2012年10月17日水曜日

【狛犬アルバム】三社神社(大阪府大阪市港区磯路)


 大阪狛犬巡りの二社目は三社神社です。JRと大阪市営地下鉄の弁天町駅から徒歩数分のところにあります。

<設置されている場所>
鳥居の前

<製作年>
昭和十七年(1942年)





 鳥居の前には大宝神社型狛犬がいました。大型でやや丸めの体型です。阿吽のたてがみが、巻き毛と直毛に彫り分けられているのがわかります。


<設置されている場所>
拝殿の前

<製作年>
昭和三十七年(1962年)





 拝殿前の狛犬は、直線的でぐっとせりだした胸と反り返った姿勢がかなり個性的です。肋骨が浮かび上がっているのは狼型狛犬の特徴ですが、大型の狛犬でこれほど肋骨が浮かび上がっているのはあまりみたことがありません。なんと、背骨の節も浮かび上がっていました。

 髭や尾の渦巻具合や、阿形は横に立った耳、吽形は伏せ耳など細かな意匠が見られます。いわゆる弥彦神社型の狛犬です。なかなかりりしい表情だなと思い、顔をよく見ると二重まぶたでした。これは珍しい。神田明神の狛犬のような長老的な落ち着きを感じる堂々とした狛犬です。

 そのほかにも末社に2対の狛犬を発見しました。

<設置されている場所>
末社

<製作年>
昭和五十三年(1978年)





 これはどこにでもある普通の岡崎現代型でした。


<設置されている場所>
末社

<台座の年号>
昭和十五年(1940年)





 シンプルですが丸みを帯びた体つきが印象を引きます。吽形のびっしりとそろった前歯も面白いです。台座には昭和十五年とありましたが、阿形の牙や手足の指の部分の彫りの甘さを見ると戦後のもののような気もします。とはいえ、戦後のものだとしても画一的ではないちょっとした個性を感じる狛犬でした。



<基本情報>
三社神社
大阪府大阪市港区磯路2-18-23


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<関連サイト>
三社神社(大阪府神社庁)
三社神社(大阪市)(Wikipedia)
三社神社(コマメグ)
狛犬分類研究(6) 護国(狛犬ネット)
「4 弥彦神社型」に弥彦神社型狛犬の特徴のついての解説があります