<設置されている場所>
拝殿の前
<製作年>
平成三年(1991年)
警固神社は西鉄福岡(天神)駅のすぐ横にある神社です。横にある警固公園は市民の憩いの場にもなっています。2009年12月と2011年8月に訪問しています。
歴史も伝統もある神社なのですが、残念ながら狛犬はどこにでもいる岡崎現代型でした。狛犬と一体となった台座には平成三年(1991年)とありましたが、その下の台座をよく見ると文政十一年(1828年)とありました。平成に入ってからの改築時に新しいものに置き換えられてしまったようです。
よく見る岡崎現代型ですが、この狛犬を見ていて一つ気づいたことがありました。阿形と吽形で微妙に鈴の形が異なるのです。よく見ると、阿形の鈴は縦に割れ目が入っていて、吽形の鈴には横に割れ目が入っていました。今後は鈴の形にも注目していきたいと思います。
改築によって綺麗になった社殿や、掃除が行き届いた境内はよいのですが、木々が少なくややスカスカした感じが残念でした。天神という都心だからこそもう少し緑があってもいいのではないかと思いました。少しがっかりした帰りがけに、国体道路側にお稲荷さんを発見しました。そこにあったお稲荷さんの表情が二対ともにとてもユニークで可愛らしく、気持ちが和みました。
<基本情報>
警固神社
福岡県福岡市中央区天神2丁目2-20
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<関連サイト>
◆「警固神社」(公式ホームページ)
◆「警固神社」(Wikipedia)