2010年2月14日日曜日

【狛犬の歴史】12-4. 弥彦神社型

■12-4. 弥彦神社型
 オリエントの獅子像や古代中国の獅子像の影響を受けた伊藤忠太(築地本願寺などを手がけたことで有名な建築家)によって新たに創作された型で、大正五年の弥彦神社(新潟・弥彦村)、昭和八年の靖国神社に奉納された狛犬などがその代表とされています。忠太狛犬とも呼ばれているようです(鐸木能光氏)。

 いかめしく威厳を持った顔つきで、あご髭があり、獅子的な表情となっています。踏ん張った前脚と分厚い筋肉質な胸を突き出し、蹲踞しているのも特徴です。全体的にガンダーラ美術やヨーロッパのガーゴイル像の影響が伺え、独特の雰囲気を持った狛犬です。