2010年2月14日日曜日

【狛犬の歴史】8-4. 仙台タイプ

■8-4. 仙台タイプ
 1700年代後半から江戸時代末期にかけて作られたもので、宮城県仙台市から塩竈市にかけてのみ見られるものです(これも三遊亭円丈師匠が命名したそうです)。素朴な表情でありながら、たてがみなどには丁寧な細工も見られることから、江戸はじめとそれ以降の狛犬の橋渡しのような位置づけといえるかもしれません。

<特徴>
・むき出しの歯
・こぶのようなたてがみ
・蹲踞の姿勢で座り腹の下がくりぬかれていない
・前足がわずかに前後に開いている