2010年2月14日日曜日

【狛犬の歴史】15. おわりに

■おわりに
 このように現在では、古くから残る個性的で魅力的な狛犬が次々と新しい狛犬へと姿を変えていっています。古くなってしまい、たとえ一部が破損したり、摩耗していたりしたいたとしても、私は一つ一つが有名・無名の職人たちによって丁寧に彫られた優れた芸術作品ではないかと思うのす。そんな狛犬が次々と姿を消したり、境内に無造作に放置されている様を見るのは残念であり、寂しいものです。長年風雨にさらされ、苔むして独特の威厳を感じさせる狛犬はこれからも減り続けるのでしょうか。そんな現在だからこそ、狛犬にもっと注目があたってもよいのではないかと思うのです。